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スター・ウォーズとギリシャ神話

レイア姫キャリー・フィッシャー追悼:「スター・ウォーズ」で神話的プリンセスに

もう、このニュースに「ええっ?」って驚き、言葉もない・・・

「スター・ウォーズ」シリーズでレイア姫を演じ、世界的な人気を誇った

キャリー・フィッシャーさんが亡くなられたそうです

享年60歳。

若すぎる・・・

「スター・ウォーズ」の神話的なプリンセスは、ついに本当に天界の人になってしまいました。

本日は、キャリー・フィッシャーさんの業績を偲び、

その人生と、神話的プリンセス・レイア姫について。

レイア姫キャリー・フィッシャーさん追悼

ということで、

「スター・ウォーズ」シリーズでレイア姫を演じ、世界的な人気を誇った

キャリー・フィッシャーさんが亡くなられたそうです

享年60歳。

若すぎる死に世界で衝撃が走っています。

「スター・ウォーズ」で神話的なプリンセスになったフィッシャーさんは、

ついに本当に天界の人になってしまいました。

その業績を偲んで、ここでキャリー・フィッシャーさんの人生について簡単に振り返ってみたいと思います。

レイア姫に抜擢で世界的スターに

キャリー・フィッシャーさんは、1956年10月21日生まれ。

父親は歌手のエディ・フィッシャー

母親は女優のデビー・レイノルズ

という、筋金入りのサラブレッド!

デビー・レイノルズと聞いてピンとこなくても、

「雨に唄えば」のジーン・ケリーの相手役、と聞けば、誰もが「ああ!」とわかるはず!

キャリーさんと顔もそっくりなんですよね。

歌も上手くて、一時代を築いた女優さん。

このように、大スターだったお母さんの遺伝子を受け継いで、エンターテイメント界のサラブレッドとしてキャリー・フィッシャーは育ちました。

「レイア姫」に抜擢で世界的スターに

そんなキャリー・フィッシャーに転機が訪れたのは、1977年のこと。

そのお嬢さん育ちぶりが「レイア姫」の設定にぴったり、とのことで、

「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」でレイア姫の役に抜擢。

この映画のヒットに伴い、「レイア姫」キャリー・フィッシャーも、世界的に大人気となります。

そして、1980年には

「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」

そして、

1983年には、オリジナル3部作の完結編

「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」

にも続けて「レイア姫」として出演。世界的名声を確固たるものにします。

このオリジナル3部作を通じて「レイア姫」を演じたキャリー・フィッシャーは、

若くて美しいだけじゃなくて、「レイア姫」らしい気品と、賢さと、勇気を持ち合わせた姿で、

世界中の男性だけではなく、女性たちにも「強い女性」として憧れられる存在となりました。

女性たちって、色気だけが武器みたいな女性が嫌いだったりしますけど、

キャリー・フィッシャーは、健康的な色気で、男性に決して媚びを売らずに、逆に男性たちを従わせて戦う姿で登場したことで、

女性たちに嫌われなかったのも大きかったんじゃないかな。

でも、男性たちには、ビキニの健康美も大人気だったみたいですよ!

名声の重圧に苦しんで・・・

そんなふうに、大女優の愛娘として生まれ育ち、

世界的大ヒット作「スター・ウォーズ」でレイア姫に抜擢され、

順風満帆なキャリアを送っているかに見えたキャリー・フィッシャーでしたが、

世界的な名声の重圧に押しつぶされ、苦しんでいた時期があるそうです

1980年代頃はドラッグに溺れ、薬物を断つためにリハビリ施設に入っていたこともあるとか。

この苦しい時期を、自伝である

『崖っぷちからのはがき』

(原題:Postcards from the Edge)

の中で、赤裸々に告白。

この自伝は、メリル・ストリープとシャーリー・マクレーンというすごい二人の主演で、映画化もされました。

「ハリウッドにくちづけ」

ハリウッドのサラブレッドだった彼女が、こうしてどん底の時の苦しみを明らかにするのは勇気のいったことだと思いますが、

キャリー・フィッシャーは作家、脚本家としてもキャリアを重ねていき、8冊もの本を出版しています。

最後の本になった回顧録

『The Princess Diarist』

この本では、「スター・ウォーズ」で共演したハリソン・フォードと、撮影期間不倫関係にあったことを暴露。

まさか、「レイア姫」と「ハン・ソロ」が実生活でも恋愛関係だったなんて!と大ニュースに。

でも本人は、暴露のつもりはなかった、とのことですが、まあ40年も経ったしいいか、と思って書き残したみたいです。

今となっては、書いておいてくれてよかった。そうしないと、もう分からなくなっちゃいましたからね・・・

しかし、この本は日本語訳はまだ出ていないようです。今出版すれば、飛ぶように売れるだろうに・・・・

30年ぶりに「スター・ウォーズ」に

さて、そんなふうに、ハリウッドの酸いも甘いも知りぬいたキャリー・フィッシャーは、

2015年に公開された

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(エピソード7)

この映画で、なんと30年ぶりに「レイア姫」として出演し、

大きな話題となりました。

この作品では、伝説的なカップル、レイア姫とハン・ソロが、揃って「スター・ウォーズ」に帰ってきてくれたことで、世界中のファンが狂喜しました!

30年ぶりに戻ってきたレイア姫は、相変わらず、凛々しくて、男に媚びず、兵士たちを率いて戦っていました。

男性諸氏からは、年をとった姿にがっかり、なんて声もあったようですが、あのね、30年経ってまだ20代の姿の人間がいたら、それは間違いなく生物ではない!

自分としては、30年経ってもレイア姫が、なおも前線で兵士を率いて戦っている凛々しい姿に、感動すら覚えましたよ!

新三部作に世界が熱狂している中の訃報・・・

この新しく公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(エピソード7)は、

新たな3部作として公開される予定で、「エピソード8」以降もレイア姫ことキャリー・フィッシャーの活躍が期待されていました。

ファンの多くが新しい「エピソード8」の公開を心待ちにしている中で、突然の訃報が舞い込みました。

享年60歳。

心臓発作で入院が伝えられていた矢先のことでした。

伝説的なヒロイン「レイア姫」は、天に召されて本当に伝説となってしまいました・・・

この早すぎる死に、「スター・ウォーズ」共演陣も悲しみに打ちひしがれているそうです。

こんなふうに突然の別れをしなくてはいけないのは、長年の友人たちにはとても辛い事ですよね・・・

しかし、この訃報に一番心を痛めたのは、ご家族だったのは間違いありません。

母親のデビー・レイノルズさんも、愛娘の後を追うように、翌日に亡くなってしまいました。

愛する娘を突然失った事は、高齢となっていたデビーさんには耐え切れない苦しみだったのでしょう。

似ている親子だけに葛藤も多かった事は有名ですが、こうして亡くなる時もほぼ同時とは、二人の絆はとても強かったのでしょうね。

エピソード8の撮影は終了している模様

さて、こんなふうに突然「レイア姫」ことキャリー・フィッシャーが世を去ったことで、

世界中のファンが待ち焦がれていた最新作「エピソード8」はどうなるんだ? と心配になります。

しかし、「エピソード8」の撮影はすでに終了しているそうで、とにかく「エピソード8」では再び「レイア姫」の勇姿を見ることができそうです。

「エピソード8」は無事終えていたものの、本来なら新3部作の最終作「エピソード9」まで出演する予定だったのですね。

こうなってしまっては、代役を立てるしかないでしょうが、一体誰が世界的に愛された「レイア姫」の代わりをできるでしょうか・・・?

いなくなってみて改めて、この役をできるのはキャリー・フィッシャーしかいない、と痛感させられます。

もう、あの銃をガンガン撃ちまくるような勇姿を見ることはできないのか・・・とても残念・・・

*その後「エピソード8」に当たる『スターウォーズ/最後のジェダイ』は無事に公開されています。詳細なレビューは以下の記事でどうぞ!

>>『スターウォーズ/最後のジェダイ』IMAX で見てきました!!

神話的プリンセス「レイア姫」を体現

こうして、「レイア姫」キャリー・フィッシャーはこの世を去ってしまったわけですが、

キャリー・フィッシャーがこれ以上ないほどに素晴らしく演じた

「レイア姫」

は、現代の神話とも言われる「スター・ウォーズ」シリーズの、女神とも言える存在でした。

「スター・ウォーズ」シリーズがギリシャ神話にもヒントを得て作られていたのは有名な話ですが、

「レイア姫」は、ゼウスやヘラなどのオリンポス神を生んだ女神レイアが名前の由来と思われます。

「スター・ウォーズ」の中で、「レイア姫」はまさに女神のような存在だったと言えるでしょう。

兵士たちを率いて戦う姿は、都市(ポリス)を守って戦う女神アテナのよう。

映画界でも、「プリンセス」が銃を持って、兵士たちと一緒に戦うなんて、画期的だったんじゃないでしょうか?

そんな女神のような「レイア姫」は、英雄ハン・ソロと恋に落ち、子供を産んでいますが、おそらく「エピソード8」「エピソード9」では、その子供(たち?)が神の血を引き継いで活躍することになるのでしょうか。

そして、面白いのは、「レイア姫」は、ハン・ソロとカップルになってめでたしめでたし、でお話が終わったわけではなくて、すぐに別れてしまっていたこと。

これが「ディズニー」のお話だったりすると、「お姫様はその後王子様といつまでも幸せに暮らしましたとさ」という「ハッピー・エバー・アフター」となるところですが、それとは全く違うんですよね・・・

と言うより、このパターンは実にギリシャ神話的。

ギリシャ神話だと、女神は人間の英雄と恋に落ちても、住む世界が違うので、ずっと一緒になんていられないのです。

一瞬だけ燃え上がっても、女神は元の世界に戻っていってしまう。

でも、女神が生んだ子供は地上に残って、英雄として活躍したりします。

その代表といえば、英雄アキレウス。女神テティスの子です。

これを「スター・ウォーズ」の世界で考えれば、「レイア姫」は「ハン・ソロ船長」と激しい恋に落ちて、子供を産みますが、

結局二人は住む世界が違うので、「レイア姫」は元いた世界に戻り、軍を率いる任務に戻っているのです。

結局「ハン・ソロ船長」とは、一緒に生きることはできなかったのですね・・・

そして、「レイア姫」を演じたキャリー・フィッシャー本人も、天へと召されてしまい・・・

神話的「レイア姫」はついに本当に神話になってしまいました!

レイア姫よ、永遠に!

というわけで、

「スター・ウォーズ」シリーズで世界的に人気を博した

「レイア姫」を演じたキャリー・フィッシャーさん

惜しまれつつも60年の短い生涯を終えました

神話の女神のようだった「レイア姫」は、やはり天に愛されて召されてしまったのかな。

しかし、「レイア姫」の美しく、勇敢で、気品ある姿は永遠に「スター・ウォーズ」ファンの心に残り続けるでしょう。

レイア姫よ、永遠に!

「フォースと共にあらんことを!」(May the force be with you!)

R.I.P.

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