古代ギリシャ人が何を食べていたか、ご存知ですか?
実はギリシャでは、古代からタコを好んで食べていたそうなんです!
どうもギリシャ人は、古代から日本人と味覚が似ているところがあったのかも?
というわけで、
ギリシャ人とタコについてご紹介します!
タコが好きな方は必見です!
ギリシャでは古代からタコが身近に
日本に住んでる私たちにとって、
タコ
ってとっても身近な食材ですよね。
刺身でもよし、茹でてもよし、焼いてもよし、ご飯と炊いてもよし・・・
たこ焼きだって、大好きです。
そんなタコをこよなく愛する人たちが、地中海のほとりにも住んでいます・・・
そう、ギリシャ人です!
ギリシャ人は、タコが好き!
ヨーロッパでは一般的に、タコは食材として好まれないんですけど、
地中海沿岸地域ではよく食べられていて、イタリア・スペイン、そしてもちろんギリシャでも、おなじみの食べ物です!
ギリシャでは、はるか古代のミノア文明(クレタ文明)時代から、
壺絵などでその姿を確認することができますよ
この吸盤の感じ、かなりリアル!!
ということは、実際によく見る機会があった、と考えられます。
海に出て漁をすれば、古代からたくさん取れたんでしょうね!
古代ギリシャでは、どうやってタコを調理したの?
そうやって、古代ギリシャ人にとっても身近に目にする機会が多かった
タコ!
漁に出てタコが取れれば、当然食べますよね?
じゃあ、一体どうやって食べていたんでしょう?
古代ギリシャ人の食について紹介している本
丹下 和彦著「食べるギリシア人――古典文学グルメ紀行」
この本によれば、タコの調理方法を詳しく書いている古代の文献はないみたいです。
ポツポツ出てくるタコの記述によれば、
生で食べて当たって死んだ人もいるらしいです(*犬儒派のディオゲネス)
ということは、古代ギリシャ人も私たちみたいに
「タコ刺し」
で食べたのかなあ?
いや、醤油がないギリシャでは、「タコ刺し」はイマイチ考えられないから、
マリネみたいに酢で食べたのかな?
タコを煮て食べた、という記述もあるみたいなので、
塩茹で?
して食べたか、あるいはただ単に炭火で焼いて
炭火焼き?
で食べた?
と、想像すると楽しいんですが、古代には現代みたいな「レシピ本」が残っているわけもなく、
具体的な調理法までは再現するのは難しいみたいです。
でも、新鮮なタコならどうやって調理してもきっと美味しいはずですし、古代ギリシャ人も大好きだったんでしょうね!
現代でもタコが好きなギリシャ人
そんなふうに、古代からタコとともに暮らしてきたギリシャ人ですが、
当然ながら、
ギリシャ人は現代でもタコが好き!!
海沿いのタベルナに行くと、タコが日干しにされてる風景を、よく見かけます。
ギリシャのタベルナなら、
タコの炭火焼き
あるいは、マリネにした
タコのマリネ
などのものが、たいがいメニューに入ってて、
タコ好きな日本人にはうれしい限りですよ!
そして、首都アテネからほど近い、
エギナ島は「タコの名産地」
として有名ですので、
タコ好きなら是非一度訪れて、新鮮なタコの炭火焼を食べてみてくださいね!!
*エギナ島について詳しくは、こちらの記事をあわせてどうぞ!
やっぱりタコはおいしいよね!
ということで、
ギリシャ人は古代からタコが好きだった!
というお話でした。
私たちも大好きなタコ、茹でたり焼いたりして、古代ギリシャ人もワイワイ食べていたのかな?
って想像すると楽しいですよね!
次にタコを食べるときには、ぜひ古代のことにも思いを馳せてみてくださいね!!
*本日のネタ本には、タコ以外にも古代ギリシャの食生活のことが色々書いてあって楽しいですよ! 興味ある方はぜひ一度お読みください!