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ギリシャの高齢者が抗議デモ!

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しばらくこういうニュースがあまり報道されていなかったんですが、

いや〜、今でもギリシャの抗議デモはアツい!!

しかも今度は高齢者!!

年金の減額に抗議する高齢者たちが、過激なデモを行っているそうです。

さすがは民主主義の生まれた国ギリシャ!

民衆の力をあなどってはいけないのだ!

By: alk_is

ギリシャの怒れる高齢者!

経済が破綻して、緊縮政策の続くギリシャ。

緊縮策は国民の生活を圧迫し、市民たちは不満を抱えています。

特に、年金の減額は高齢者たちを直撃し、生活は苦しくなるばかり。

これに怒ったお年寄りたちは、政府に抗議をしてデモに繰り出しました!

高齢者デモに催涙ガス=年金減額に抗議―ギリシャ

【アテネAFP=時事】ギリシャの首都アテネで3日、年金生活の高齢者ら数千人が支給減額に抗議するデモを繰り広げた。

参加者の一部は警察の規制線突破を試みたり、警察車両をひっくり返そうとしたりと行動が過激化。警官隊が催涙ガスを発射する騒ぎとなった。

ギリシャでは財政再建のため、年金支給減額が繰り返され、社会保障機関によれば、減額幅は25~55%に上る。野党・共産党の呼び掛けたデモに参加した高齢者らは「月400ユーロ(約4万6000円)で生活できるか」「経済危機(対策)は金持ちに払わせろ」などと気勢を上げた。

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というわけで、

いや〜すごいわ、ギリシャ。

まさか、お年寄りに催涙ガス!!

やめなよ〜お年寄りに・・・

しかし、さすがギリシャのお年寄りは強いわ〜

「警察の規制線突破を試みたり、警察車両をひっくり返そうとしたりと行動が過激化」

って、一度見てみたいもんです(遠くから)

やっぱり、ギリシャ人の熱い血がたぎっちゃったみたいな。

ギリシャの人って、ギリシャ悲劇の世界じゃないけど、よく言うと激情家。悪く言うと頭に血が上りやすいところがあるように思います・・・

さすが、自分の目を潰しちゃったオイディプス王の国だけあるよ・・・

オイディプス王 (岩波文庫)

ギリシャの国民生活は厳しい・・・

もう最近当たり前になりすぎたのか?!

ニュースにもならなくなってきていましたが、ギリシャの国民生活はやっぱり苦しい!

これは以前ご紹介した本

柳田富美子著「ギリシャ人の真実」

ギリシャ人の真実

で詳しく書かれていましたが、

わずか数年で国民生活の基本がガタガタと崩れ去ったのです。

それがわずか数ヶ月後には、みるみる給料、手当、年金が減りはじめ、新しい税金が課せられ、企業は倒産、民間企業で解雇が増え、失業率がどんどん上がり、2013年5月の失業率は27.6%になった。5年前(2008年)には7.3%だったことからも、わずか数年での急激な悪化だということがわかる。25歳未満の若者にいたっては64.9%という。国の金庫は空っぽで、EUやIMFからの融資をつないでの綱渡りのやりくりとなっている。

これは厳しい・・・

日本も経済不況とはいえ、さすがにここまでの崩壊というのは経験していません。

これの直撃を受けたのは、立場の弱い人たちなのは世の習い。

若者たちの失業率はものすごく、

すでにリタイア生活を送るお年寄りたちの年金額はガタ減り。

特に、今年金をもらっているお年寄りたちの世代は、4〜5人に一人は公務員時代だから、

安定した老後を期待して長年働いてきて、ここにきて全然もらえない、とわかったら

そりゃ〜、この怒りをどうしてくれよう、というくらいだと思うんですよね。

「ギリシャ人の真実」を読んでみた

声を大にして叫ぶギリシャ人と、黙る日本人

とまあ、そんな背景もあって、

今ギリシャのお年寄りたちは、怒りのデモを繰り広げているというわけです。

日本人から見ると「お年寄りがよくやるな〜」って冷ややかな目もあるかもしれないけれど、

ギリシャ人から見れば「日本人は不当な目にあってもじ〜っと黙ってるなんて本気?」というくらいなもんだと思う。

日本人は国民的に黙っちゃいますからね、何か不満があっても。

でも、ギリシャ人は、古代ギリシャの時代から、って古代の悲劇や喜劇を読めば分かるんだけど、

相手がどんな立場だろうと、不満に思ったことは声を大にして抗議する。

怒りを抱いたら、怒りをぶちまける。

そういうストレートな国民性で、ず〜っと古代から変わっていないのかも。

日本だと「じっと耐える美徳」みたいなのあるけど、ギリシャじゃそんなの古代から無いっぽい。

でも結局、黙ろうとも叫ぼうとも、人生の苦難は降りかかってくるんだから、

ギリシャ人みたいにできる限りの力で打開しようとあらがっているのは、とっても人間らしい、とも見える。

できる限りの力で自分の運命にあらがった、っていうのは、オイディプス王もそうだよね。

そして今、テニスの試合でキリオス選手が全力で審判に文句言ってるの見ても・・・

彼は彼なりに自分の状況を打開しようとあらがっているのだから、当然だよね、

って気もするのです。正直なところ。

ニック・キリオス選手は本当に「悪童」なのか?

日本人は上の言うこと聞きすぎかもよ?!

というわけで、現在ギリシャのお年寄りたちは、

年金減額に抗議するため、過激なデモを行っている

っていうお話でしたけれども、

こういうギリシャのお年寄りみたいに、国家権力に対してだろうがなんだろうが、

自分の人生をなんとかしようとあらがって戦う姿は、日本人も見ておいたほうがいいと思うんですよね。

そうすれば「上の決めたことだから・・・」と全て飲み込んで、実ははらわた煮え繰り返っている、っていうより健全な気もするし、

別に日本人がギリシャ人みたいになる必要はないけど、

「こういう生き方もある」ってヒントにもなるんじゃないかな〜と思いました。

でもね・・・

ギリシャ政府ももう少し、お年寄りをなんとかしてあげなきゃね!

ギリシャのおじーちゃんやおばーちゃんたちが、のんびりカフェやタベルナで過ごしているところを、私もず〜っと見ていたいと思うから!

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