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古代ギリシャ展見てきました!大充実の展覧会![後編]

更新日:

現在上野の東京国立博物館で開催されている

古代ギリシャ展

見てきました!

想像以上の充実した展示に囲まれて、どっぷりとギリシャに浸ってきましたよ

上野での展覧会の会期は9月19日までですので、

まだ見ていない方は上野に急ごう〜!!

本日は昨日の続きで、古典期からの展示品のハイライトと感想などについてご紹介します。

nonbirinonko / Pixabay

古代ギリシャの最盛期へ

昨日は展示品の中から、時代別に分けると

古代ギリシャが暗黒時代を抜けて、アルカイック期に再び輝きを取り戻すまで

についてご紹介しました。

古代ギリシャ展見てきました!豪華展示品に大興奮![前編]

本日はその続きで、アルカイック期から

古典期に入って古代ギリシャが最盛期を迎えた頃からの展示についてご紹介。

(*この展覧会では古典期ではなく「クラシック期」という表記になっています)

古典期には、ギリシャ独特のポリス社会が最盛期を迎え、アテナイ市の民主制など歴史の教科書でおなじみの出来事が多く起こった頃。

かの有名な

陶片追放

で実際に使われた陶片が展示されていて、

「おお〜、これがあの陶片なのか〜」

と感激。展示品には実際の名前も書かれています。

これは「テミストクレス」の陶片。

陶片追放

テミストクレスは「サラミスの海戦」でペルシャ軍を見事打ち破った将軍ですが、その軍功から政治力を持ちすぎることを問題視されて、陶片追放されてしまうんですよね〜

参考までに・・・

映画「300 帝国の進撃」

300 〈スリーハンドレッド〉 ~帝国の進撃~ [Blu-ray]

は、サラミスの海戦でのテミストクレスの活躍を描いていますよ!

そんな歴史上の人物の陶片・・・歴史のロマンを感じますよね!

そして、この時代になると、彫刻や絵画作品も円熟期を迎えて、どれもハッとするほど美しいです。

今回の展示会でも各種の壺絵を見ることができて、実物を見るとその線描の繊細さに驚きますよ!

壺

いつも思うんですけど、こういう古代ギリシャの壺絵って、線描画だけにどこかマンガチック!

日本人もこういう線描画、好きですよね?

赤地に黒い人物像の黒像式、黒地に赤い人物像の赤像式、そして白地にカラーで人物が書き込まれている白地レキュトスなど、見ていると時間を忘れますよ!

古代のオリンピックも

そして、展示は古代オリンピックの部屋に続きます。

さすがに今年はリオ・オリンピックの年ということで、展示もオリンピックに合わせてきたかな?

日本では古代オリンピックについての認知度もまだまだなので、これをきっかけに興味を持ってくれる方が増えると嬉しいですね!

展示内容は、各種の古代オリンピック競技が一通り見て回ることができるようになっています。

古代のボクシング

 

ancient-boxing

古代の円盤投げ

discus

などなど。会場では、古代の競技の再現ビデオも流されていて、楽しめます。

(あ、再現ビデオでは、さすがにみんなパンツ着用でした)

古代の競技について詳しくは、過去記事もご覧下さい!

[古代オリンピック]円盤投げと美少年

[古代オリンピック]古代のボクシングは素手で戦う死闘だった!

マケドニアの支配下へ

そして展示は、マケドニア王国

古代ギリシャの諸ポリスは、ペロポネソス戦争などで衰退をしていき、

ついにはカイロネイアの戦いで北方のマケドニア王国に破れます。

この時ギリシャ軍を破ったフィリッポス2世の息子が、かの有名なアレクサンドロス大王。

展示会場では、このマケドニア王国がどれほど力を持っていたか、を示すような

黄金のコレクションが必見です!!

この展示会の見どころの一つが、ギンバイカの金冠!!

myrtle

この繊細な金細工!! 見事でしょ?

古代の金工たちは一体どうやってこんな冠を作り上げたんでしょう?

あ、一応「ギンバイカ」というのはギリシャの植物の名前です。「蚊」じゃないですよ。「ギンバエ」でもないです。

Myrtales_-_Myrtus_communis_1

By: Emőke Dénes

この他にも、それはそれは見事な金細工のコレクションが、今回の展覧会では楽しめます!

このコーナーでは、心なしか周りの見学者の方たちも色めき立っていたような(笑)

黄金の力はすごいです。

もし、マケドニアの黄金のコレクションがもっと見たくなったら、テッサロニキの考古学博物館を訪れてみることをおすすめします。

この博物館には、マケドニアの至宝・デルヴェニの壺が展示されているんですよ!

この黄金の迫力に、きっと圧倒されます!(*本展示会には含まれていません)

The_Derveni_krater,_late_4th_century_B.C.,_side_A,_Dionysus_and_Ariadne,_Archaeological_Museum,_Thessaloniki,_Greece_(7457851940)

By:Raddato carole

そして、ヘレニズムからローマへ

そして展示の最終室は、ヘレニズムからローマへ

アレクサンドロス大王によって押し広げられたヘレニズム世界。

そして、やがてはローマの支配下へと入ることになります。

ヘレニズム時代になると、ギリシャの美術も安定期に入った感じで、どの彫刻も完成度が高い。

そして、装飾も豊かになってくる感じ。

このアルテミス像の衣装の彫刻は、大変だったろうなあ。石から掘り出しているんですものね。

アルテミス

ちなみに、かの有名な「ミロのヴィーナス」もこの時代の作品。

いかにギリシャ彫刻のレベルが高かったか、言うに及ばずですね。

320px-Venus_de_Milo_Louvre_Ma399_n4

(*今回の展覧会には出品されていません)

のちにローマは、ここまでのレベルのギリシャの美術品の数々を見て、大量のコピー作品を作り出すことになります。

武力では敗れたものの、文化で勝ったギリシャ。

政治・軍事では衰退しても、その美術品の力は、廃れることがなかったのですね!!

古代ギリシャの美の力を目撃せよ!

というわけで、簡単ではありますが、

現在上野で開催中の古代ギリシャ展を実際に見てきて、

展示のハイライトや感想をざっくりとまとめてみました!

実際の展示会場では、ここではご紹介しきれなかった豪華な作品でいっぱい!

ぜひ一度足を運んでみて欲しいと思います。

この展示会を一通り見てくると、古代ギリシャがなぜローマ期以降も影響力を保ち続けることができたのか、よくわかりますよ〜。

どの展示品を見ても、「えっ、この時代にどうやってこれを?」と驚くような作品ばかり。

現代人の目で見ても、「すごい」と素直に感激しますから、やっぱり古代ギリシャの美術品はすべての時代を通じて圧倒的な力を持っているんだな、と納得させられます。

まあごちゃごちゃ言っても、百聞は一見に如かず!!

上野での展示は9月19日までです!

見逃さないでね!

*この記事が気になった方は、こちらもどうぞ!

[古代オリンピック]レスリングは古代からの由緒正しい競技!

世界遺産 ポンペイの壁画展:「赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス」にまつわる神話について



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