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トルコクーデター、ギリシャに兵士逃亡

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先日世界を震撼させた

トルコでのクーデター

事態は沈静化に向かっていますが、

クーデターに関与した疑いのある兵士たちがギリシャに逃亡し、

政治亡命の意思を表示しています。

最近の地中海地域は、次から次へといろんなことが起きる・・・

ヘリコプターで逃亡

今回の軍事クーデターでは多くの死傷者を出し、世界を驚かせましたが、

報道によるとそのクーデターに関与の疑いのある兵士8名が、

ヘリコプターでギリシャへと逃亡し、亡命申請をしているということです。

トルコ軍の8人がヘリコプターで逃亡、ギリシャで亡命申請

15日にトルコで発生したクーデターが阻止され、トルコ軍の8人がヘリコプターでギリシャに逃亡した問題で、兵士らの弁護士は16日、兵士たちはクーデターに関わっていないと述べた。しかし、ギリシャ政府報道官は異なる説明をしている。

トルコ軍ヘリコプターに乗った8人の兵士は16日、遭難信号を発信した後、ギリシャ北部のアレクサンドルポリス(Alexandroupolis)に到着した。8人はすでにギリシャで亡命申請を行った。ERTテレビによると、8人のうち7人はトルコ軍の制服を着用していたという。

ギリシャの弁護士イリア・マリナキ(Ilia Marinaki)氏によると、「兵士らはイスタンブール(Istanbul)にいて負傷者の搬送を命じられた。何が起こっているのかはっきりとは知らなかった」「16日朝になって警官が発砲し始めたため、国外に逃亡することを決心した」と記者陣に語った。

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ということで、

この8名に関し、トルコ政府は引き渡しを要求、

しかし、政治亡命を希望しているため、ギリシャ政府は国際法に基づいて対処している、

というのが現状のようです。

事件は国境の町で

今回の逃亡騒ぎが起きたのは、

ギリシャの国境の町・アレクサンドルポリ

ギリシャから陸路でトルコに入るには、ここを通過していくことになります。

アレクサンドルポリ

おそらくトルコの兵士たちは、国境を越えてすぐのこの町を目指して逃げてきたのでしょう。

このアレクサンドルポリの空港へ、兵士たちを乗せたヘリコプターは降り立ちました。

アレクサンドルポリは私も訪れたことがありますが、ギリシャの単なる田舎町。

そこでこんな事件が起こったんですから、小さな町は大騒ぎになったんじゃないかな。

なぜ逃げたのか?

報道によると、逃げた兵士たちは、クーデターには関与していないと主張しているそうですが・・・

関与していないなら、なぜ逃げたのか?

そこには私にたちには分りにくい、トルコ独特の事情もあるようで・・・

今回のクーデターが失敗に終わったことにより、大規模な粛清が起きているのだそうです。

トルコ・クーデター未遂 粛清は4万5000人規模に

トルコで先週末に起きたクーデター未遂事件を受け、エルドアン大統領率いる政権は大規模な粛清に乗り出した。これまでに少なくとも4万5000人が拘束されるか解任、もしくは停職となった。

19日には、エルドアン大統領の忠実な支持者でないとみられた人物も粛清され、対象は教師や大学教授、メディア関係者まで広がっている。
トルコ政府は、米国在住の宗教家・社会運動家のフェトゥラ・ギュレン氏(75)が反乱の首謀者だと主張しており、粛清されているのはギュレン氏の支持者たちだとしている。ギュレン氏は関与を否定している。

トルコ政府6000人逮捕 大統領は「ウイルス」除去と

クーデターが未遂に終わったトルコでは、逮捕者が6000人に達した。エルドアン大統領は、反乱のきっかけとなった「ウイルス」を政府機関から除去すると誓っている。逮捕された中には、大統領に重用された軍事顧問アリ・ヤジジ大佐も含まれている。

外務省によると、15日夜から16日にかけての反乱による死者は290人に上る。そのうち100人以上は、クーデターに参加していた。

ということですので、

兵士たちは明らかに、この粛清を恐れて逃げたと考えられます。

まだ国にはこの兵士たちの家族が残されていますので、彼らのことを思うと心配でしょうね。

あまり行きすぎた粛清ではなくて、法にのっとった処罰を国際社会は望んでいると思うのですが、

今後一体どうなるのか、トルコの情勢が注目されます。

地域の安定を第一に!

シリアの内戦以降、地中海地域全体が揺らいでいるように感じます。

トルコもここのところ、相次ぐテロ事件に合わせて、今回のようなクーデターと聞くと、

情勢が明らかに不安定になっていると考えられますよね。

地中海地域は海を挟んで密接につながっていますので、

こういう情勢不安がギリシャにも飛び火しないといいのですが・・・

ギリシャだって、経済困難が長引いているところへ、追い打ちをかけるような難民問題で、

すでに国民の不満は限度に近いところがあります。

でも、ギリシャがここで崩れたら、EU諸国には不安定化の波が雪崩のように押し寄せるでしょう。

そこをどう未然に防ぐか、ギリシャの手前で押しとどめることができるのか、

イギリスが離脱決定し、自身も弱体化しつつあるEUがどう対処できるのか、

今後の情勢に注目したいと思います。

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