本日は映画のご紹介!!
『エクス・マキナ』
アカデミー賞でも、
視覚効果賞受賞・脚本賞ノミネート
の話題作!!
このタイトルは、ちょっと聞き慣れないと思いますが、
ギリシャに関連する言葉が由来なのですよ〜
というお話を、本日はご紹介!
ギリシャ悲劇の手法から
さて、この映画のタイトル
『エクス・マキナ』
これ聞いて、すぐにピンとくるのは、
「デウス・エクス・マーキナー」
(Deus ex machina)
これはラテン語で、通常「機械仕掛けの神」と訳される、
ギリシャ悲劇で多用された手法を指す言葉です。
どういう手法かというと、
悲劇の終盤でもうどうにもならない、というところまで話が進んだところに、
突如上方より神様が現れ、すべてに解決をもたらす
というもの。
ギリシャの3大悲劇作家の一人
エウリーピデース
が好んで多用したことで知られています。
古代ギリシャでは、本当に、俳優さんを機械で吊るして、舞台上方から登場させたらしいですよ!
スーパー歌舞伎かよ?!
一度、その様子をこの目で見てみたかったな〜今では無理ですが。
と、こういうふうに、突然、神様が出てきて、よしなに計らってしまう、
という手法なのです。
それまでの話の筋を断ち切るように、神様が解決をもたらすので、この主砲には古代から結構批判もあったんですよ。
神様、最後に出てくるくらいなら、最初から出てこい!
ってことですよね〜
だから現代の私たちが目の当たりにすると、ちょっと違和感があるのですが、
それも古代ギリシャの演劇では、おなじみの手法だったのです。
「機械仕掛けの」人工知能AIのお話
と、話は映画に戻しますと・・・
この映画のタイトル
『エクス・マキナ』
この場合は、「デウス」(神)を取ってあるので、
「機械仕掛けの」だけになっているのですが。
要するにこの映画のテーマは、
人工知能(AI)のロボットですので、
まさに「機械仕掛け」なんですね。
この映画では、
美しき女性型ロボット・エヴァ
が登場し、
人間と同じ感情を持てるのか?がストーリーのメインになります。
*『エクス・マキナ』予告編
果たして、このエヴァはこの後どうなるのでしょう?
まさかまさか、最後に神様が現れて解決してくれるお話じゃないよね?
な〜んて、ご期待ください!
キャストも実力派ぞろいの注目作!
この作品は、とにかく、
AIロボットの視覚効果
がすごくて注目されている作品ですが、
キャストも実力派ぞろいで、
主人公のロボット・エヴァを演じているのは、今年のアカデミー賞で助演女優賞を受賞した、
アリシア・ヴィキャンデル
『リリーのすべて』
の演技が高く評価された、注目の女優さんです
そんなエヴァに心を動かされる青年ケイレブには、
ドーナル・グリーソン
イギリスの新進俳優で、
『アバウト・タイム 愛おしい時間について』で主演をつとめています!
そして、
『スター・ウォーズ フォースの覚醒』で、
パイロットのポー・ダメロンを演じて世界的スターとなった
オスカー・アイザック
映画『ギリシャに消えた嘘』でも、翻弄される主人公の熱演が光っていました!
*この映画について詳しくは、こちらの過去記事も合わせてどうぞ!
実は、ドーナル・グリーソンも「スター・ウォーズ」のキャストに抜擢されていて、メイキングでは、二人仲良く登場しています。
というように、これから映画界を背負って立つ逸材が勢ぞろい!
これは、俳優たちの演技合戦も見逃せませんね!
『エクス・マキナ』ぜひご覧ください!
そんな注目作
『エクス・マキナ』
ギリシャ関連のタイトルを持つこの映画、
豪華なVFXと俳優陣の演技も見応えがありますので、ぜひご注目ください!
『エクス・マキナ』DVD&ブルーレイ、動画配信発売中!
この映画、現在は
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そして、ネット環境があればすぐ見られる各種動画配信サービスで、配信スタートしています!
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