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[ギリシャ難民問題]マケドニア国境で混乱は続く・・・

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geralt / Pixabay

2016年現在、まだまだギリシャを、そしてEUを脅かす

難民問題

マケドニアはギリシャとの国境を閉ざし、

ドイツへの道をはばまれた難民たちは、

ギリシャ側の国境の町イドメニで足止めとなっています。

劣悪な環境の中、わずかな希望にすがる難民たち・・・

EU諸国の国境管理、難民・移民の管理の難しさも露呈して、

この問題はいまだ、解決の糸口をつかめないままです

国境の先のドイツは遠く・・・

現在、ギリシャとマケドニアの国境で、

閉ざされた鉄条網の前にとどまる難民たちの

最終目的地はドイツ

マケドニアが国境を開かない限り、陸路ではドイツにたどり着けない。

そんな中、流言が難民たちを迷わせているようです。

封鎖の国境に難民殺到=ギリシャ

欧州への難民流入を防ぐため、対マケドニア国境が封鎖されたギリシャで27日、「国境が開放される」といううわさを聞いた難民ら約250人が国境付近に殺到した。

(http://news.biglobe.ne.jp/international/0328/jjp_160328_3689110160.html)

このように、国境では難民たちの殺気立った状況が続いていますが、

これには現在のイドメニの難民キャンプの絶望的な状況が関係しているようです。

「悲しい。疲れたよ」子供は落書きをして立ち去った ギリシャ難民キャンプの過酷な現実

マケドニアとの国境近くにある、ギリシャのイドメニ難民キャンプは、国境を超えようとする難民であふれている。

2千人ほどの収容能力しかないこの難民キャンプには、約1万4000人がテントで暮らしている。

移民や難民の多くは、トルコからエーゲ海を渡り、ギリシャの島々を経てここにたどり着いた。彼らの目的は、ギリシャ国境を越えてマケドニアに渡った後、スロベニアやクロアチア、セルビアなどバルカン半島諸国を経由してドイツなどの先進国に向かうことだ。しかし、それは現在絶望的な状況だ。バルカン半島諸国が国境規制を強化し、許可証がなければ通行できないようにしたためだ。

3月21日、数百人の難民がイドメニのキャンプからマケドニアへ向けて国境突破を試みた。長時間歩き、雨で増水した川を渡る危険を冒しての越境だったが、ほとんどがマケドニア当局に拘束されてギリシャへと送還された。

難民キャンプは、最悪の環境になっている。国境なき医師団の広報ビッキー・マコレファ氏は、寝泊まりするテントのない大勢の人たちは野外で夜を明かさざるを得ない、と述べている。

3月の上旬には豪雨が続いた。そのためにキャンプ中が水に浸かってしまった。簡易トイレからは汚水があふれ出したとニューヨーク・タイムズ紙が伝えている。生まれたばかりの赤ちゃんを水で洗う写真は、世界中で大きな反響を呼んだ。

う〜ん、これは・・・

人間が暮らす状況として、最悪なのではないでしょうか。

施設も衛生面も何もかも、足りていないですね・・・

こんな状況にいたら、一刻も早く目的地ドイツに渡りたい、

と気が急いてくるのも仕方がないことかもしれません

なんか、もどかしいですね・・・

一刻も早く、なんとかしてあげたいんですけど・・・

目立つ不協和音・・・

こんな状況の難民たちにとっては、

国際機関や関係諸国の協力が頼みの綱なのですが、

ギリシャとトルコが難民の強制送還で合意

これに反発した国際機関と衝突が起きています。

難民たちの支援活動を中断すると発表しているのです。

国連、ギリシャで活動制限 EUの難民政策に抵抗

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は22日、トルコから難民や移民が流入するギリシャ東部の島での活動を一部中断すると発表した。欧州連合(EU)とトルコが、トルコからギリシャに密航したシリア難民らの送還で合意したことに抵抗する措置という。

EUとトルコは18日、今月20日以降にギリシャに到着した難民らの送還をトルコが受け入れる代わり、送還される難民1人につきトルコで滞在中のシリア難民1人をEU域内へ正規に移住させることで合意した。

これを受け、ギリシャ当局は20日以降に到着した難民らを特別収容所に移送して、送還する手続きを進めている。

ギリシャ:MSF、レスボス島の難民管理センターでの活動を終了

国境なき医師団(MSF)は、ギリシャのレスボス島・モリアにある難民管理センター「ホットスポット」における活動を停止する決定をした。今回の決定は移民と難民申請者を同島から強制送還するという、欧州連合(EU)とトルコの難民対策合意を受けて下された。

「ホットスポット」外の活動は継続

ギリシャでMSFの活動責任者を務めるマリー・エリザベス・イングレスは「モリアでの活動終了という困難な決断を下したのは、ここでの活動継続が、MSFとして不当かつ非人道的とみなしている体制に加担することになるからです。私たちの援助を集団追放措置の道具にはさせません。難民申請者と移民の人道ニーズや保護ニーズに対し無配慮な体制の一部にされることは拒否します」と話す。

22日夜までに、MSFは難民管理センターへの移動手段の提供、給排水・衛生活動、そして同センター内で行っていた診療所運営を含めて、モリアの「ホットスポット」に関連した全ての活動を終了。MSFは、引き続きマンタマドスの一時滞在センターを運営し新たに到着した人びとに初期段階の援助を行うほか、レスボス島北部海岸における海難救助を行っていく。またレスボス島内での移動診療も継続し、「ホットスポット」の外にいる人に対する援助活動を続けていく。

ということで、完全に活動を停止するわけではないでしょうが、

UNCHR も 国境なき医師団も、ギリシャとトルコ両政府の決定に反対して、活動を制限。

これを見て、思わず、

「今もめてる場合か」

と言いたくもなりますが、

関連政府とこう言った国際組織の足並みが完全に乱れていて、

難民たちの不利益につながっています。

うまく、各国・各関係機関が連携して、最善策を導き出してくれるといいんですけど・・・

なんだか、歯がゆいですね・・・

ベルギーのテロ事件を受けて・・・

しかし、今、EU全体が難民問題で思考停止状態に思えてならないんです。
パリでのテロ事件、

そしてベルギーのテロ事件を受けて、

EUで極右が活発化しそうな恐れもあります。

今後はさらに、難民の受け入れに対して消極的なEU加盟国が増えそうですね。

ISは世界遺産パルミラからやっと撤退とのこと

勢力の衰退が指摘されていますが・・・

この壮大な遺跡の破壊を今まで止められなかったところに、

国際社会の無力を感じてしまうところもあります。

いずれにしても、もっと早く解決して欲しかった。

今後も、当分この地域の戦乱は続くようにも思われ、

そうするとさらに大量の難民が発生する可能性があります。

国際社会がどう解決していくのか、注意深く見ていきたいですね。

難民問題はギリシャ一国だけじゃ無い!

ということで本日は、

2016年現在、まだまだギリシャを揺るがす

難民問題

についてご紹介しました。

一斉にドイツに向かう難民たちは、

ギリシャ側に殺到して、行き場を無くしています。

これはギリシャみたいな小国一つだけではどうにもならないので、

EU諸国や国際社会の協力体制が整わなけば、

この問題はまだまだ解決の糸口を見つけることもできないでしょう・・・

日本も、国際社会の一員として、手伝えるところは援助してあげて行きたいですね!

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