日本にいても大好きなギリシャを楽しむために、ギリシャ旅行、ギリシャ神話、ギリシャ語、ギリシャの歴史、ギリシャの人々について紹介していきます

日本でもギリシャ

ギリシャのニュース

[ギリシャ難民問題]難民に家を開放した老夫婦

投稿日:

ギリシャを、いやEU全体を揺るがす

難民・移民の大量流入問題。

シリア・イラクがこれほど大混乱を極めているのだから、

大量の難民が発生することは分かりきっていたのですが、

EUの対応も後手後手で、ギリシャは緊縮政策でお金も人手もなく、

どう対処したらいいのか、まだ混乱の中にある状態です。

そうやっていても、

毎日ゴムボートで難民たちはどんどん上陸し続けている・・・

そんな中、率先して難民救助に当たっているのは、

ギリシャの一般市民たち。

また心温まるエピソードが伝えられていたので、ご紹介します。

難民たちに、自分の家を提供する老夫婦

ギリシャの人たちは、本当に今大変なんです。

お年寄りたちだって年金もカットされているし、

自由に使えるお金なんてほとんど無いはず。

それでも、難民のためにここまでしてあげるんだね・・・

と、改めてギリシャの一般人たちの心の優しさを感じるエピソードです。

Greek Elderly Couple Open their Home to Refugees

難民に家を開放したギリシャの老夫婦

As more than twelve thousand refugees are trapped in the neutral zone between Greece and Former Yugoslav Republic of Macedonia under substandard conditions, an elderly Greek couple of nearby Idomeni village opened their home to offer the hapless people much-needed temporary relief.

1万2000人以上の難民たちが、ギリシャとマケドニア・旧ユーゴスラビア共和国の間の中立地帯で、ひどい状態で足止めとなっている。イドメニ近くに住む、あるギリシャの老夫婦は、不運な人々のために、一時の心の安らぎを提供しようと、彼らの家を開放した。

The two people keep their home open every day to those who want a drink of water or to take a bath, or simply to feel like they are at a home for a little while.

水を求めたり、風呂に入ったり、あるいは少しの間家にいるように感じたいという人々のために、その老夫婦は今でも毎日家を開放している。

The picture of the girl who kisses the hand of the lady of the house and the tears of the elderly man who sees the everyday drama of the refugees are two faces of humanity as captured on camera.

写真は、難民の少女が、家を提供してくれた女性にキスをして、そういった難民たちの毎日の苦労を見た老人が涙しているところである。カメラは二人の顔に真の人間性を映し出している。

foto_615_355

そして、ドイツのテレビ局の以下のような動画を紹介しています。

老夫婦の親切に感激した難民の女性が、老婦人の手に何度もキスをしている姿が、心を打ちますね。

この難民の女性は、ここへたどり着くまでに、

いったいどれほどの苦難をくぐり抜けてきたのでしょう・・・

そして、その姿を見て、この老夫婦は涙を浮かべています。

このようなギリシャのお年寄りたちは、

ひょっとしたら難民だった両親を思い出しているかもしれないし、

第二次大戦下のドイツによる占領を思い出しているかもしれません。

いずれにせよ、苦しんでいる難民を、ほっておけなかったんですね。

こういうった心優しい市民たちが、ギリシャに流入する難民たちを助けているのです。

国境は閉ざされた

こうやって、ギリシャ国内にたくさんの難民たちが足止めとなったのは、

難民が次に目指すマケドニアが、国境を閉鎖したからです。

これまで難民たちは、ギリシャで上陸し、

その後、

マケドニア・セルビア・クロアチア・スロベニア・オーストリアを通過し、

最終目的地のドイツまで到達することを目標としていました。

一旦ギリシャに上陸してしまえば、

その後のEU内はシェンゲン協定に守られて、

ドイツまで通過することが可能だったのです。

しかし、マケドニアはギリシャとの間の国境を封鎖し、

この難民ルートを閉ざしてしまいました。

そのため、難民たちは、ギリシャ側の国境の町・イドメニに止まらざるを得ないのです。

詳しくは、こちらの記事を参照していただければ、わかりやすいです。

【移民危機】マケドニア、移民に国境閉鎖 EUは不法移民の受け入れ停止へ

マケドニア政府は9日、ギリシャ国境からの移民入国を禁止すると発表した。これでバルカン半島からヨーロッパ北部に移動するためのルートは実質的に、閉ざされたことになる。マケドニアとギリシャの国境地帯には、約1万3000人の移民が立ち往生している。

バルカン半島ではこれまでにスロベニア、クロアチア、セルビアが移民の入国を禁止している。

_88663773_031893343-1

マケドニア国境で足止めの難民一家

_88503979_migrant_journeys_turkey_to_germany_624_v6

難民たちのドイツへのルート

こういう事情で、必死の思いでギリシャまでたどり着いた難民たちは、

ただ国境が解放されるのを待って立ち尽くしているのです。

それを見かねた老夫婦が、家を開放して、手を差し伸べたのですから、

難民の女性はとても感激していたのですね。

しかし、このギリシャ以北のEU諸国の難民への冷たさといったら・・・

「EUは一つ」

と言いながら、自国の利益のために、すぐに国境を封鎖したのは、

いかにこの理想が風前の灯になっているか、よく表しているように思います。

このまま行くと、イギリスもEU離脱か?

ともかく、シリアやイラクがこれだけの大惨事になったのには、EU諸国だって責任があるわけなのだから、

一致協力して、難民問題の平和的な解決に向けて、努力して欲しいと願わずにはいられません・・・

この記事に興味を持った方は、以下の記事もどうぞ!↓

*過去記事 苦しいギリシャ人が、さらに苦しい難民を助ける・・・

      [ギリシャ難民問題]孤立深まるギリシャ

      ギリシャでくすぶり続ける難民問題・・・まだまだ終わりが見えず

にほんブログ村 旅行ブログ ギリシャ旅行へにほんブログ村 外国語ブログ ギリシャ語へ



-ギリシャのニュース
-, ,

Copyright© 日本でもギリシャ , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.