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古代ギリシャのアトランティス伝説!地震で消えた島?

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EzPzPics / Pixabay

本日は、日本でも多くの人たちが聞いたことがあるだろう、古代ギリシャの

アトランティス伝説

をご紹介しようと思います。

アトランティスとは、地中海沖にあった島で

地震によって沈んで消えていった

という伝説が、古代から語られています。

5回目の3.11を迎えた日本で、

もう一度このような大規模な自然災害について

思い返してみるのもいいかもしれないと思います。

アトランティスはどこにあったか?

というわけで、

アトランティスというのは

古代ギリシャから語り継がれている伝説上の島

現在、最も古い記述は、

哲学者プラトンが

『ティマイオス』

という本で書き残しているものです。

その中でプラトンは、アトランティスとは

「ヘラクレスの柱」と呼ばれたジブラルタル海峡

その先にあった島のことである

と述べています。

*ジブラルタル海峡とはココ!

ここにあった「アトランティス」という島はとっても大きくて、

リビュアとアジアを合わせたよりも大きなものだった

ということですので、

島というよりはもはや大陸

ですね!

このアトランティス島には、強力な王侯集権勢力があり、

本島以外にも多くの島々と、大陸にも幾つかの地域を支配下に収めていました

そしてそれは、ジブラルタル海峡を超えて、ギリシャ側に近い地中海側でも、

アフリカ大陸側ではリビュアとエジプトの国境のあたりまで、

そしてヨーロッパ大陸側では、イタリア北西部までを支配下に治めていた、

ということですので、

ギリシャにとっても大変な脅威であった、ということがわかります。

アトランティスはそれほど権勢を誇った島だったのです!

消えたアトランティス

しかし・・・

このように栄えたアトランティスは

ある日忽然と姿を消してしまいます!

プラトンの述べるところによれば、

異常な大地震と大洪水が度重なって起こり

アトランティス島は海中に没して姿を消してしまった

ということです。

そしてプラトンの時代でも、ジブラルタル海峡を超えた外洋は、

島の沈没してできた地帯が浅瀬となって泥土がたまっていて、

船の航海ができない、と語られています。

(プラトン『ティマイオス』24E~)

ジブラルタル海峡の様子

この後、プラトンは、

未完に終わった『クリティアス』でも再び、

アトランティスの町の様子の伝承を詳しく書いています

ですので、とてもこの失われた島に興味があったようですね。

ある日忽然と消えた、という伝承のこの島は、

古代から人々の関心を引きつけていたようです。

日本もギリシャと同じように、地震多発地帯で島国ですから、

このようにある日、地震と洪水で島が消えてしまった、

と聞くと、心穏やかではいられませんね・・・

アトランティスは実在したのか?

さて、ここで気になるのは

このアトランティスは、本当に存在するのか?

ということなんですけど、

実際に存在したヘリケの町とは違って、

完全に伝説上のもの

だと考えられています。

可能性としては、

サントリーニ島では青銅器時代に火山の爆発があり

島の大部分が海に沈んだ

と考えられていますので、

プラトンの書き残したアトランティス伝説は、

実はこのサントリーニ島の爆発のことを指しているのではないか、とも言われています。

サントリーニ島の地図を見ると、確かに真ん中がまるーく沈んでいてカルデラ状になっていることがわかりますよね!


サントリーニ島。中央部分が火山の爆発によって陥没している。

でも、ジブラルタル海峡を超えた外洋とプラトンは書いていますので、

エーゲ海のサントリーニ島と間違えるはずもなさそうだし、

今でもこれは謎のままです。

しかし、最近は水中考古学も飛躍的に発展していますから、

いずれ「消えたアトランティス」が発見される日もくるかもしれません?!

そんなニュースが世界に流れるかと思うと、ワクワクしますね〜

*古代ギリシャの都市ヘリケの災害については、こちらの記事もご参照下さい!

ギリシャの古代都市ヘリケを襲った地震と津波

アトランティス伝説から学ぶこと

このように、アトランティスについては実在かどうかは分からないのですが、

地震と洪水で沈んだ、という伝説が伝わっているのには、

やはり地中海一帯で古代から多発していた

地震とそれによる津波の被害が影響を与えているのではないでしょうか

アトランティスほどの規模ではないものの、

ヘリケの町全体が地震と津波に襲われ海底に消えた、

という災害は実際に起こっています。

今日本人にも人気の旅行先であるサントリーニ島も、

島の半分以上が沈下して現在の姿となっているわけですよね。

今は穏やかなサントリーニ島も、過去には大爆発があった

で、ふと我が日本を振り返ってみると・・・

日本も火山帯の上にある島ですし、プレートの潜り込み等の巡り合わせによっては、この伝説のような大惨事が起きないとも限りません。

東日本大震災も含めて、こう言った大災害から学ぶことは、多いはずです。

これほど科学の進んだ現代の日本でも、災害の前にはなすすべがありません。

できるだけ、日頃から災害を想定して、

非常時の避難経路の確保、建物の補強、火山活動の監視、緊急救助の方法など、

やっておくことは山ほどあります。

こうした古代ギリシャの過去の大災害についても、人類が経験した記憶として、

今後に大いに役立ててもらえれば、と思います。

*この記事に興味を持った方は、こちらの記事も合わせてどうぞ!

[ギリシャ神話]ミノタウロス退治について

[ギリシャ神話]ミノタウロスの迷宮は無かったの?!



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