[ギリシャ系?]スーザン・サランドンにもノーベル平和賞を!
先日ご紹介したように、
今ヨーロッパを席巻する難民問題で、
数多くの難民を救助してきたギリシャ島民にノーベル平和賞を!
という運動が高まっています
この際、アメリカの有名女優である
スーザン・サランドンさんも一緒にノーベル平和賞候補に!
と名前が挙がっています。
ギリシャへ渡る難民支援活動に評価
スーザン・サランドンさんは、
ギリシャへ渡るシリア難民に支援活動を行っています。
この活動を評価して、ノーベル平和賞の候補に!との声が上がっているのです。
欧州の移民・難民危機の最前線に立つギリシャの島々の住民に、2016年のノーベル平和賞を贈ろうという運動がインターネット上で広がり、請願への署名が既に約60万人に達している。
(中略)
「ギリシャの島々の住民は、何年も続く深刻な経済危機にさらされながらも、故郷を追われたシリア難民を助けるために何でもできることを行ってきたし、現在も行っている」と請願書は指摘。「彼らの行動と犠牲を見過ごしてはいけない。彼らは世界の平和と安定に多大な貢献をしている」と訴えている。
(中略)
このほか、国営アテネ通信によると複数のギリシャの著名人が連名で、ギリシャ島民の年金受給者と漁師の2人と、オスカー女優スーザン・サランドンさんを同賞候補にするようノーベル賞委員会に書簡を送ったという。
ギリシャのレスボス島沖で、乗っていたボートが沈没したトルコからのシリア難民を助けた島の漁師たち(2015年10月30日撮影)。
こちらは、レスボス島で上陸してくる難民を取材しているスーザン・サランドンさんの模様です。
直近では人道支援活動に熱心なことで知られるオスカー女優、スーザン・サランドンさんがクリスマス休暇を利用して、欧州へ渡る移民・難民らが目指す前線となっているギリシャ・レスボス島を訪れた。サランドンさんは、そこで新たに到着する移民らを支援した体験をハフィントン・ポストなどに投稿。「(この問題を)私たちが理解するために、難民たちが声をあげられるようにしてあげたい」「彼らも私たちと全く同じなのだと、わかってほしい。子どもたちの安全を確保し、未来を持たせたいと望んでいるのです」などと訴えた。
こんなふうに、メディアで取り上げられることは、国際的な関心を引くので、
こういうセレブの活動は大きな意味を持ちますよね。
特に日本では、ギリシャにボートでやってくる難民について、ほとんど報道されないので、
このように著名な方も活動していることを通じて、多くの方たちに知って欲しいと思います。
「サランドン」はギリシャの苗字では?
ところで、スーザン・サランドンさんの名前を改めて聞いて、
「なんか、ギリシャ風だな・・・」
と思い、経歴を見てみました。
スーザン・サランドンさんは、 1946年生まれの現在69歳。
ニューヨーク州ニューヨーク市出身のアメリカの女優さんです。
映画「デッドマン・ウォーキング」(1995年)では、
アカデミー主演女優賞を受賞し、実力派俳優として、日本でもよくその名を知られています。
本名は、 スーザン・アビゲイル・トマリン(Susan Abigail Tomalin)といって、
「サランドン」は芸名でした。
なんと!
この「サランドン」の名前は、1967年に結婚し、1979年に離婚している元ダンナ、
クリス・サランドンの苗字をそのまま使っているのだそうです!
ご本人のバックグラウンドは、全くギリシャ系ではないようです。
そして、
この元ダンナ、クリス・サランドンは、やはりギリシャ系でした!
彼自身はアメリカのウェストバージニア出身ですが、
両親ともにギリシャ系という家庭に生まれています。
「サランドン」もギリシャっぽい、と思ったのですが、
もともとの父方の姓は「サロンドネテス」(Sarondonethes)という、さらにギリシャらしい名前!!
「サランドン」も、英語名だったんですね。
そして・・・
この苗字をたまたま使い続けていたスーザン・サランドンが、
今回ギリシャでの難民支援でノーベル平和賞に推薦されているのは、
不思議なめぐりあわせとしか言いようがないですねえ〜
スーザン・サランドンにぜひノーベル平和賞を!
そんな、偶然ギリシャ系の姓を持つスーザン・サランドン、
今回のノーベル平和賞を、ギリシャ島民とともに受賞されるといいですね!
今まで、国際社会によって、ほとんど黙殺されてきた、
ギリシャへボートで渡ってくる難民たち。
今回、このニュースでもう少し注目されて、
一刻も早く彼らが安全に避難できるよう、国際社会で力を尽くして欲しいと思います。