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[ギリシャ難民問題]EUがシェンゲン協定停止?

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ギリシャを揺るがす大問題となっている、

中東などからの大量移民問題

ギリシャみたいな小国ではとてもさばききれないほど、

次から次へと移民たちが、ボートに乗ってエーゲ海を渡ってやってきます。

現在も行き場のない難民たちがギリシャ国内にもあふれ、

一体これだけの数の移民たちにどう対処していくのか?

と心配しながら見守っていましたが・・・

EU全体が大量の移民に対処しきれなくなり、ついに

EU内の自由な通行を許可しているシェンゲン協定を停止

ということになりそうです。

「一つのヨーロッパ」を掲げたシェンゲン協定

その理想が瓦解する日は、意外と早くやってきた・・・

これだけの数の難民たちに対処するのは難しい・・・

というのは、シリア危機が始まった時点でわかっていたことですが、

改めて移民の大移動の与える社会的インパクトの強さに驚きます。

イタリア・ギリシャへ渡った難民は、すでに100万人を超えました。

イタリアとギリシャに辿り着いた難民・移民計104万人 2015年は前年の約5倍増

欧州連合(EU)の欧州対外国境管理協力機関(フロンテクス)は22日、2015年にギリシャとイタリアに到着した難民や移民は計約104万人で、14年に比べ約5倍となったと発表した。

12月にギリシャに到着した難民らは約10万8千人。国籍は依然、シリア人が最も多い。11月の到着人数は約15万5千人に修正され、15年通年では約88万人に上った。

ギリシャにやって来た難民たちは、昨年12月だけで10万人・・・

ギリシャの総人口が1000万ちょっとですから、とにかく対応しきれない数字になっています。

ボートで渡ってきた難民の人たちが身につけていた救命胴衣が、

新たなゴミ問題となるくらい、とにかく数が多いのです。

ギリシャ・レスボス島 救命胴衣、ごみ捨て場で山のように

ヨーロッパに向かう難民の動きが止まらない中、ギリシャ・レスボス島では、あるものが問題になっています。

見渡す限り広がるオレンジ色の山。実はこれ、使用済みの救命胴衣です。

ギリシャのレスボス島には、いまだにシリアからの難民が押し寄せていますが、難民らが脱ぎ捨てた救命胴衣が、ごみ捨て場に山のように積まれています。

「これらはシリアから来た難民のものだ。救命胴衣やボートなどすべてここに運んでいる」(レスボス島住民)

Lesbos

ここまで大規模な難民の移動は、

ヨーロッパもこれまで経験したことがないレベルに達していると言えますよね。

難民に寛容なドイツは、すでに100万人以上を受け入れています。

100万って・・・人口統計上無視できない大きな数ですよね。

難民が起こしたと言われる暴行事件もあって、ドイツ国内もピリピリしています。

「難民に寛容」メルケル首相窮地 ケルン集団暴行

事件はケルン中央駅のある繁華街で起きた。新年を祝う花火を上げていた若者らが、駅周辺にいた女性らに向け花火を発射。複数のグループが女性を取り囲み、胸や下半身を触ったり携帯電話や財布を奪ったりし、一部が性的暴行に発展した。

被害の届け出は821件。うち痴漢などの性犯罪は359件で、少なくとも2件の強姦(ごうかん)事件が含まれる。警察が拘束した容疑者30人は全員モロッコやアルジェリアなどの移民系で、15人は難民申請者だった。

地元当局によると、お祭り騒ぎをしようと集まった移民系の若者グループの関与が疑われている。ただ最初から事件を起こそうと計画していた形跡はないという。独国内の他都市でも大みそかに同様の事件が起きた。いずれも規模は小さいが、まとめて報道されることで難民に対する世論悪化につながった。

まだこの事件は容疑者が全員捕まったわけではないので、

はっきりとしたことはわからないのですが、

こういう事件があると、難民受け入れに対して感情的に抵抗感が出てくるのではないでしょうか。

ヨーロッパでは、すでに難民の移動に制限をかけている国が出始め、

ついには、シェンゲン協定が停止されることになりそうです。

移民危機に揺れるEU、シェンゲン協定の一時停止を検討

【AFP=時事】欧州連合(EU)は26日、旅券なしでの自由な往来を認めるシェンゲン協定(Schengen Agreement)の参加国に、移民危機への対応策として最長2年の期限付きで入国審査の再導入を認めるかどうか検討した。高く掲げてきた欧州の一体性という基本理念が打撃を受ける恐れもある。

EU加盟各国の内相は25日、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)で開かれた会合で、EUの行政執行機関である欧州委員会(European Commission)に対し、入国審査実施期間の延長を要請していた。

シェンゲン協定の第26条は、「例外的な状況」の場合、同協定に参加する26か国に最長2年間に限り国境での入国審査の再導入を認めると定めている。

20160127-00000007-jij_afp-000-4-view

やっぱりそう来たか・・・

これだけの難民の大移動で、「難民危機」とも言える状況の中、

ヨーロッパではすでに幾つかの国で、自国の利益を守るために国境封鎖を推し進めてきました。

「一つのヨーロッパ」の理想を遵守するのか、

それとも自国の利益を優先するのか・・・

これはEU全体にとっても、難しい選択だったと思いますが、

やはり各国の選挙民にアピールするために、「自国優先」が次々と選択されているということですね。

一度復活した入国審査を、再び無くするのは至難の技とも思えるので、

やはりここで事実上「EU間の自由移動」という理想は消えるのではないでしょうか。

しかし、そうやって制限すれば、ヨーロッパ各国はとりあえずはホッとするのかもしれませんが、

実際問題、今も毎日ボートに乗ってギリシャにやってくる難民の人々を、いったいどうするつもりでしょうか・・・?

ギリシャからすぐに移動できないとなると、ギリシャ国内に大規模な難民キャンプを作ることになるのでしょうか?

しかし・・・

エーゲ海をゴムボートで渡る行為自体非常に危険なので、いますぐトルコ側と協議して止めさせるべきです。

難民ボート相次ぎ転覆、子供17人死亡 ギリシャ

ギリシャの沿岸警備当局によると、同国のエーゲ海南東部で22日未明、欧州を目指す難民、移民を乗せたボート数隻が相次ぎ転覆し、少なくとも42人が死亡した。17人の子供が含まれているという。ロイター通信などが伝えた。対岸のトルコから暗闇の中でギリシャ側の島を目指していた。

https://youtu.be/jRo3OM2eO04

もうすでに犠牲者がかなり出ているのに、あいかわらず毎日ボートで海を越えてくる・・・

EUはトルコ側と協議して、とりあえずはトルコで難民申請し、受け入れ先を探す間待ってもらうシステムにすれば、

危険を冒して海を渡ってくる人たちも減ると思うんですけどね・・・

とりあえず、この大規模な難民問題に、ほとんど打つ手なしだったEU。

今ここで国境を閉ざすことだけで解決したことにしていいのかな〜

本当に、EU統合ってなんだったんだろう?

ユーロを導入して、得した国もあったと思うけど、ギリシャは今や借金地獄

そして、シェンゲン協定も事実上消えるのだとすれば、

EUってなくてもいいんじゃない?

って、いろいろと複雑な思いのある今回のニュースでした。

 

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