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ギリシャにまつわる映画

映画『オデッセイ』はギリシャ神話由来のタイトル!

世界の巨匠

リドリー・スコット監督

そして、今やハリウッドを代表する俳優の一人

マット・デイモン主演

という、SF超大作映画

『オデッセイ』

実はこのタイトル、ギリシャ神話に由来するって、ご存知でした?

その由来になったギリシャ神話について簡単にご紹介しますで、気になる方はぜひ読んでいってくださいね!

『オデッセイ』のタイトルはギリシャ神話から

さて、今回ご紹介する映画

『オデッセイ』

映画「オデッセイ」予告E

『オデッセイ』(原題: The Martian)

2015年 アメリカ映画

監督 リドリー・スコット
脚本 ドリュー・ゴダード
出演 マット・デイモン / ジェシカ・チャステイン / クリステン・ウィグ / マイケル・ペーニャ / ショーン・ビーン / ケイト・マーラ / セバスチャン・スタン / アクセル・ヘニー / キウェテル・イジョフォー

さて、このタイトルですが・・・

これを聞いたら、ギリシャ好きならニヤッとしてしまう・・・

だって、このタイトル

ギリシャ神話の「オデュッセイア」に由来するからです!

そう、日本ではあまり知られていませんが、

『オデッセイ』

っていうのは、実は

ホメロス作『オデュッセイア』

のことなんです。

英語読みではこれを

「オデッセイ」(Odyssey)

と言うんですね。

ですので、このタイトルだけ先に聞いた時は、

「え? 『オデュッセイア』が映画化される?」

と思っちゃったんですが、この映画のストーリーは残念ながら、

英雄オデュッセウスの話ではありませんでした!

それでも、ギリシャ神話の叙事詩

『オデュッセイア』

の名前を持つ映画、ということで、とても親近感を持っちゃいますね!

映画は火星に取り残された男の話し

さて、それでは、ギリシャ神話のタイトルを持つこの映画

ストーリーは、一体どういったものなのでしょう?

この映画のストーリーは、

アンディ・ウィアーの小説

『火星の人』に基づいています。

このお話の舞台は、なんと火星!

主人公は、

宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)

彼は、

火星探査チームの一員

として、地球から遠く離れた火星で調査を行っています。

しかし、ある日の事故により、

なんと!

火星にたった一人で取り残されることになってしまうのです!

助けを呼ぼうにも、地球ははるか彼方。

救助が来るにも、何年もかかります。

彼はたった一人で、残されたわずかな物資で、数年後に救出が来るまで、生き延びなくてはいけません。

ここで、マークの壮絶な、生き残りのための戦いが始まることに・・・

という内容です。

ということで、一言で言い表すなら、

映画は火星に取り残された男性のお話

なのです!

ですので、実は英語の原題は

「The Martian」(火星の人)

なのです。

たった一人で火星で生き延びなくてはいけなくなった、主人公マークのことを表しているんですね・・・

火星の環境は過酷で、本来なら生命体は一つも生き延びられない。

そこにいるマークは、たった一人の「火星の人」なのです!

ホメロス『オデュッセイア』との共通点

さてそれでは、そうなると疑問に思うのが、

この「火星の人」という小説の映画版に

日本ではなぜわざわざギリシャ神話からタイトルをつけたのか?

ということです。

主人公の名前も「オデュッセウス」ってわけじゃ、ないですしね!

これは映画会社の人に聞いてみないと分かりませんが・・・

でも確かに、ストーリーを聞いてみると、二つのお話には共通点が!

ギリシャ神話の叙事詩

ホメロス作『オデュッセイア』

このお話の中では、

主人公の英雄オデュッセウス

彼は、10年もの長きに渡ったトロイア戦争に従軍し、

ようやっとトロイアを攻め落として、故国イタケに帰ろうと船出したところ、エーゲ海で難破してしまうのです。

初めは大勢の部下を引き連れていたのに、途中の苦難で次々と部下達を失い、

最後にはたった一人きりに!!

そして、一人で苦労を重ねながらも、その度に持ち前の知性で切り抜けて、散々苦労したあげく、

なんと!

10年もかかってようやっと国に帰った

という人なのです!

この

ホメロス作『オデュッセイア』

というのは、主人公オデュッセイアの、その間の苦難と冒険の物語なのです!

*気になる方は、ぜひオリジナルを読んでみてくださいね!

さて、ざっくりいうと、『オデュッセイア』はこういうストーリーなのですが、

これと似たパターンで・・・

映画「オデッセイ」の主人公・マーク

彼は、故郷である地球から遠く離れた火星で遭難してしまい、

たった一人でなんとか故郷へ帰ろうと奮闘します!

この姿・・・

そう、たった一人でエーゲ海の真ん中に取り残された

ギリシャ神話の英雄オデュッセウスの姿と重なりますよね!

ですから、

この映画の主人公・マークは、SF版の英雄オデュッセウス

と考えられないでしょうか?

もしかして、日本の映画会社の人がこの映画を見て、

「ギリシャ神話のオデュッセウスとそっくりだな」

と気が付いて、この邦題をつけてくれたのなら、こんなに嬉しいことはありませんね。

本当にそうだったら、嬉しいな!!

車のコマーシャルじゃないよね・・・?

・・・と、ここまでは、

「ギリシャ神話のタイトルつけてくれたんだ!」

って喜んでたんですけど・・・

日本のタイトルだけわざわざ変えて、

『オデッセイ』

にしてるのって・・・

まさか車のコマーシャルじゃないよね?

ホンダがこの映画のスポンサーに入ってたりして?

と、ついつい大人の事情も想像してみちゃったりして・・・

だってね、このタイトルだと、

日本のかなり多くの人が車を思い浮かべる

と思うんですよね?そうですよね?

もちろん、この車の名前も、ギリシャ神話の叙事詩からつけているんですけれども、

「車の映画」

だと思う人、続出しない??

そうじゃないよ、「オデッセイ」は、ギリシャ神話の叙事詩『オデュッセイア』だよ〜??

「車の映画」では、ありません!!

映画『オデッセイ』を見て「オデュッセイア」も思い出してね!

ということで、世界の巨匠

リドリー・スコット監督

そして、今やハリウッドを代表する俳優の一人

マット・デイモン主演

という、SF超大作映画

『オデッセイ』

実はこのタイトル、ギリシャ神話に由来するっていうお話でした!

言われてみればもとになったギリシャ神話にストーリーが似ているところはあるものの、

よくぞこの邦題をつけましたよね!

ともあれ、こういう大作映画にギリシャ神話由来のタイトルがついていることも滅多にないので、

次にこの映画を見るときには、もとになったギリシャ神話のホメロス作『オデュッセイア』のことも思い出してあげてくださいね!

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という、今回ご紹介したこの映画

『オデッセイ』

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