日本にいても大好きなギリシャを楽しむために、ギリシャ旅行、ギリシャ神話、ギリシャ語、ギリシャの歴史、ギリシャの人々について紹介していきます

日本でもギリシャ

ギリシャのニュース

アテネ市内に潜伏か、パリ・テロ実行犯

投稿日:




ギリシャ好きとしては、やっぱり気になります、

難民に紛れて侵入してくる、テロリストたち・・・

本当に困っている難民の方たちを助けようとすると、

その中に悪意を持って身を潜めている人たちがいる。

人間として、許せません。

その難民の人たちの苦労をなんとも思わないのか?

先日世界を震撼させたパリでのテロ事件。

その実行犯たちがギリシャを通過したのではないか?

と当初から報道されていましたが、最近はその足取りがかなり分かってきたようです。

アテネ中央駅付近に潜伏

犯人たちは、ギリシャが大量に押し寄せる難民の対応で手一杯なのをいいことに、

堂々と難民として入国

アテネ市内でも中枢近くのアテネ中央駅近辺のアパートに潜伏していたと報道されています。

実行犯、混乱のギリシャに潜伏 パリ同時テロから1カ月

の記事によりますと、実行犯たちは複数の拠点を持ち、テロの計画を練っていたと考えられています。

テロ首謀者とされるモロッコ系ベルギー人のアブデルアミド・アバウド容疑者(死亡)=図のA。潜伏先のアテネのアパートは中央駅のそばにあった。マケドニア国境行きのバスが発着する通りも近くにあり、中東などから押し寄せる難民や移民が行き交う。

ギリシャ警察は今年1月、ベルギーの警察署を狙ったテロ未遂事件に関連してこのアパートを捜索。同じ階の女性は「部屋にはいつも4~5人が入れ代わり立ち代わり入居している」と証言する。

アバウド容疑者はアテネの首相官邸近くにもアパートを借りていた。1月の家宅捜索でアルジェリア人の男らが拘束された。パリのテロを受けた再捜査でこの二つのアパートからアバウド容疑者と同じDNA型が採取された。

う〜ん、ほんとうに困ったことです。

ギリシャはエーゲ海をボートで渡ってくる難民の人たちを、基本的には助けています。

実際問題、海にゲートは作れませんし、どこぞの国のように鉄条網で封鎖することはできませんからね。

しかしそうやって受け入れているのは、外国の人たちに親切な国民性が大いに影響していると私は思っています。

そのギリシャ人の好意につけこんで、よもや中央駅や首相官邸近くにまで潜伏していたとはね・・・

ギリシャの人たちもこの報道を聞いて、ぞっとしているんじゃないでしょうか。

中央駅はアテネ中心部

上記のニュースを読んで、やだな〜と思ったのは・・・

アテネ中央駅は本当にアテネの中心部にあるからなのです。

私も通ったことがあるくらいです。

この地下鉄路線図を見るとよくわかります。

800px-Athens_metro_2007

小さくてよく分かりにくいかと思いますが、アテネの心臓部・シンタグマ広場から、ほんの4つ目の駅がラリッサ駅=中央駅です。

え〜、そんなところにいたの?!

って正直思います。

ラリッサ駅には地下に地下鉄も走っている、アテネ市内の交通の要所でもあるんですよね。

こちらがラリッサ駅(中央駅)。ご覧の通り、日本の人たちから見たら、田舎っぽいのどかな駅ですが・・・

800px-Athens_central_railway_station

日々この駅を利用するギリシャ人たちに紛れて、活動していたんですね・・・テロリストたちが・・・

愛するギリシャをそんなことに巻き込まないで、と心から言いたい。

ギリシャを責めるその前に・・・

こういう風に、テロリストが潜伏していた、って報道が出ると、

やっぱりギリシャはいい加減だから、ちゃんと審査しないで難民を通してしまって、テロの温床になっている、

って非難する論調が出てくるのが嫌なんですけど・・・

冷静に考えてみて!責められるべきはギリシャ?

以前にも書きましたが、ギリシャは人口わずか1000万少しの小国です。

しかも経済はギリギリで、国民は緊縮策でお金がなくて苦しんでいる。

そんな国に、今、数十万人の難民が押し寄せている。

人口比で考えても、この数の難民が国の規模に対して手にあまるほどだ、というのは明らかです。

しかも、難民たちの多くは、トルコからボートに乗って、エーゲ海岸の小さな島にたどり着きます。

人口数百人くらいの小さな島にも、何万って難民がやってくる。

これが例えば日本の沖縄の離島だったら?って考えてみてくださいよ。

漁業と観光で食べている小さな島に、何万もの難民が、どんどんボートに乗ってやってきたら?

そりゃ〜、パンクして当然です。

日本だったら?すぐに職員を中央から派遣して迅速に対応できる?

いや、そんな簡単な話じゃないですよ。

人口1億超の、GNP世界3位の日本だって、てんやわんやですよ。

予算だって特別に計上しなくてはならないですしね。

マンパワーだって、何十万の難民に対応するのに、いったいどれくらい必要なのでしょう?

数人くらいの派遣で収まる話じゃないですからね。

数百から数千規模は必要になりますよ。

そんな人員、どこから割くんですか?

その人員を送り込むにしても、どこに住まわせるのですか?

食事は?赴任手当もいるの?

って、冷静に考えると、これだけの数の難民に対処するのがどれだけ困難なことか、すぐに分かるはずです。

世界はギリシャに無理な注文をしている

それだけの困難な対処を、EU諸国はギリシャに任せきりなのです。

難民流入の始まった当初から、ギリシャはこれだけの数になると手にあまるから、助けて欲しい、というメッセージを発信してきました。

しかし、どれだけの援助が得られたのでしょう?

ドイツやフランスはシリア空爆に参加していますが、

難民救助のためにギリシャに援助の人員を送っているという話はほとんど聞きませんね。

ドイツやフランスの経済規模なら、難民問題担当の人員を数千人規模で送ってくれたってよさそうじゃありませんか?

でも、そんな助けはこないのです。

だから、自国の国民の給料の払いにも困ってるギリシャに自分でなんとかしろ、と言っているに等しい訳なのです。

ギリシャの中央政府からエーゲ海の島々に担当官を送るって、大変ですよ。

しかも島の自治体なんて、規模もたかが知れていますからね。

そういう事情をよくわかってて、ドイツもフランスもなにもしてこなかったのです。

現に今、ドイツもフランスも流入してくる難民に対処するので大変な訳ですよね。

でも、でもですよ・・・

シリアの一般人が国に住めないくらいの空爆をしていれば、こうなることは分かっていたのではないですか・・・??

結局、EU諸国も無策で、ギリシャはもっと打つ手なし。

それでギリシャにだけ「難民問題どうにかしろ」というのは、国際社会は無理な注文をしているのです。

ギリシャの今後が危ぶまれる・・・

そんなわけで、今ギリシャは、経済問題と難民問題で、困難が倍増状態です。

経済が厳しいところに、難民の流入が続くエーゲ海の島々では、観光客も減ってしまっているのですよ。

産業が乏しいギリシャでは、観光業が経済の大きな柱なのに、それが倒れてしまっているのです!

難民も助けたいが、ギリシャも助けて欲しい、というのが正直なところだと思います。

もうちょっと、国際的に難民問題に対処できるよう、日本も働きかけていってもらえるといいな、と願っています。

そして、ギリシャにばかり、「難民問題どうにかしろ」というのは、本当に的外れなことなので、それはいい加減にして欲しいですね。

個人的には、ドイツ・フランスが、「難民問題対処してくれるなら、借金減額してやる」くらいの思い切った処置があってもいいんじゃないかと思いますが、それは難しいのかな〜?

ともあれ、難民たちのためにもギリシャのためにも、なんらかの思い切った対策が必要だと痛切に思うこのごろです。

にほんブログ村 旅行ブログ ギリシャ旅行へにほんブログ村 外国語ブログ ギリシャ語へ



-ギリシャのニュース
-, ,

Copyright© 日本でもギリシャ , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.