ギリシャって、財政破綻して世界に迷惑をかけている国だと思っていませんか?
いやいや、古代ギリシャに花開いた文明は、現在も私たちの文化に大きな貢献をしているんですよ!
というわけで本日は、実は日本は結構ギリシャにお世話になってるというお話もして、イメージアップしていきたいと思います。
実は、日本では英語を経由して、ギリシャ語由来の言葉がたくさん使われています!
日本でも、大人気の野球やサッカーなどのスポーツ競技が行われている競技場、これは
スタジアム
と呼ばれていますが、実は、ギリシャ語に由来する言葉なんですよ〜!
「スタジアム」はギリシャ語だよ!
そうなんです、私たちが何気なく使っていた言葉、
「スタジアム」
この語源は、実はギリシャ語なんです!
ギリシャ語の「競技場」を指す
στάδιον (stadion / スタディオン)
という言葉が、ラテン語を経由して
英語の stadium
へと受け継がれ、
それが日本に輸入されて入ってきて、日本でも使われるようになったのです。
「スタディオン」は古代ギリシャの距離の単位!
さて、どうして、ギリシャ語では、
「競技場」のことをστάδιον (stadion / スタディオン)
って呼ぶようになったんでしょう?
実は「スタディオン」というのは、
古代ギリシャの距離の単位
1スタディオンは、現在のメートル法ではおよそ192メートル。
この「1スタディオン」を走るのが、古代オリンピックの短距離種目
「スタディオン走」
だったのです。
およそ192メートルですから、現在の200メートル走みたいなイメージですね!
古代オリンピックが行われていたオリンピア市には、
この「スタディオン走」が直線で走れる競技施設が作られて、毎回オリンピックではその施設を使用していました。
そしてその施設はその長さにちなんで
「スタディオン」
と呼ばれるようになった、ということなんです。
現在私たちが「スタジアム」という言葉を使っているのは、この古代の競技施設「スタディオン」の名前にちなんでいるんですね〜
それにしても、古代ギリシャでは、紀元前の時代ですでに、運動競技専用の施設があったなんて、驚きですよね!
現在もギリシャのオリンピア市へ行くと、この「元祖スタジアム」の遺跡が残っていて、古代の短距離走の雰囲気を楽しむことができますよ〜
*古代のスタディオンは直線距離で1スタディオン=約192メートルを走りきるレース!今もスタートラインが残っています!
*スタディオンには選手入場用ゲートも完備!ここから選手が入ってきたら盛り上がっただろうなあ〜
*古代の「スタディオン走」について詳しくは、こちらの記事も合わせてご覧ください!
ギリシャの文化の貢献を知ってね!
というわけで、
「神宮スタジアム」「味の素スタジアム」
など、今ではすっかり日本でもおなじみの言葉
「スタジアム」
ですが、
日本人は知らず知らず、ギリシャ語を使っていた
というわけです!
これは意外と知られていないので、もったいないなぁ〜
これがギリシャ語だと知れば、日本の人ももっとギリシャの文化を大事にしてくれそうなのにね!
いつも思うのですが、
言葉や文化でも、使用料が取れればよかった!!
そうすれば世界中の商標でも企業名でも映画でも小説でも、
ギリシャにみんな使用料をおさめなくちゃいけないから、
ギリシャの経済はすぐ立ち直るのに!!
というわけで、今ギリシャは各国の支援を受けていますが、
文化の使用料
ってことで許してもらえませんかね〜??
世界中に多大な貢献をしていますからね!!
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