さて、ギリシャの基本情報として押さえておきたい
ギリシャで使われている通貨
一体何かご存知ですか?
ギリシャ国民だけじゃなくて、ヨーロッパ、そして我々旅行者にも欠かせない
世知辛いギリシャのお金の話!
ここでご紹介します!
ギリシャの通貨は「ユーロ」!
さて、それでは
ギリシャで使われている通貨
のお話ですが、意外と日本の人では知らない人も多かったりする! なぜ? とは思うけど、まあそれくらい遠い国でもあるわけです。
正解は・・・
「ユーロ」!!
そうなんですよね〜、ニュースでもご存知の通り、ギリシャは欧州連合(EU)に加盟しているので、
2002年から通貨は共通の「ユーロ」を使用しています!
ま、でもこれもご存知の通り、ギリシャは経済がよくないですので、
もうユーロ圏から離脱すべきだ!
いや!そうじゃない!残留だ!
と議論が紛糾しているところでもありますよ!
この通貨については経済の専門家でも諸説あるところですし、日本の多くの人たちもそれぞれ色んな意見があるでしょうから、一概にどうすればいいか、簡単に言いにくいところはありますよね。
そんなあーだこーだの議論が繰り返されているわけですが、2002年に通貨を統一して以来、現在までずっと「ユーロ」を使っていますよ。
「ユーロ」圏から離脱はあるの?!
さて、そんなわけで・・・
経済危機にありながらも、ギリシャは EU の通貨である「ユーロ」をずっと使用しています。
しかし、これだけ経済が危機的な状態が続いていますので、
もう「ユーロ」圏から離脱したら?
という議論ももちろん絶え間なく存在するわけです。
で、実際どーなの?
本当に離脱するの?
って多くの方達が気になるところだとは思うのです。
ま、以下は私の個人的意見ですが、かるーく読み流していただければと思うのですが・・・
ギリシャは2002年に正式にユーロを導入しています。
しかーし!
このユーロに加盟する段階から、他のユーロ加盟国に比べて、経済が弱すぎるんじゃないか、という議論は随分あったわけなんですよね。
ギリシャは人口およそ1100万の小国です。産業といったら、観光と農業くらい。
それがドイツ・フランスのような大国と、同じ価値の通貨を持つ、って無理なんじゃないか?
という至極当然な反対意見はあったんです。
しかし!
文化的にはヨーロッパ諸国はギリシャに多くを負っているわけですから、一つのヨーロッパを実現するのにギリシャは外せない、という心情的な部分もあり・・・
そして、2004年にアテネ・オリンピックもあったし、オリンピック景気でなんとかなるんじゃないのか? 的なノリで加盟に至った面もある気がします。
つまり、最初から怪しい船出だった。
だから今やっぱり難儀してても、まあEU諸国は初めから分かっていたことなんじゃないでしょうかね。
そういうわけで、私個人はギリシャはユーロから離脱することは無いんじゃないかと思っていたりします。
なぜって・・・
初めから無理な加盟で、
無理なまま10年以上やって、
今も無理だけど、
要するにずっと無理なわけですから、
今更やっぱり無理でした、
って話でもない気がするからです。
ですから、
ギリシャは EU のユーロ圏残留以外はない!
という結論になりますね〜
それ以外の選択肢は、あまり現実的ではない。
それに、ここでギリシャが離脱したら、どうなる?
その他の経済的に厳しい国々、ポルトガルやスペイン、イタリアもボロボロ離脱していくことになるんですかね?
それは実質的にユーロ崩壊ですから、やはり独・仏ともに食い止めにかかるのはやむを得ない。
と、思わざるを得ないわけです。
まあ、まだギリシャの経済は完全に危機を脱したわけではないですから、今後もどうなるか、動向に注目ですね。
もし離脱したらどうなるの?!
ま、そんなわけで、ギリシャはユーロ圏残留一択しかない!と思うのですが、
もし、万一ですよ?
ギリシャがユーロから離脱したら?
一体どうなるのか?
それはおそらく、ユーロ以前に使われていた通貨
「ドラクマ」が復活することになるでしょう!
この「ドラクマ」っていう通貨はどういうものなのかと言うと・・・
古代ギリシャ・ローマ期に流通していた、ギリシャの由緒正しき通貨の単位です。
かのソクラテスや、アリストテレスだって、「ドラクマ」を使っていたわけですよ!
歴史の重みを感じるじゃあないですか。
その後ギリシャはローマ帝国に下ったりして時は流れ・・・
19世紀に近代ギリシャが独立国家として船出することになります。
その国家設立にあたって、「ドラクマ」が通貨として復活!
それはユーロが導入されるまでギリシャで流通していました。
今、ギリシャの街頭インタビューなどを見ると、ユーロ反対派と残留派で意見が分かれていますが、反対派の意見としては、
「ユーロは離脱して、ドラクマに戻ればよい。」
と主張しているわけです。
では、現実にユーロをやめてドラクマに戻るか?
となると、国際信用性のないドラクマに戻るのは、それはそれで経済はまた大変になるでしょうね。
びっくりするような通貨価値の下落?
とんでもないインフレ?
ちょっと想像しても、恐ろしい結末が待っているような気もします。
あるいは、
ユーロ圏だけど、通貨は独自通貨(ドラクマ)
という道もありなのかな?
とも思いますが、イギリスがポンドでそれをできたのは、通貨の力が全然違うから比較にならないですよね〜
となるとやはり、ドラクマ復活はとてもじゃないけど、現実的には無理でしょうね!
でも、そうなるとちょっと寂しい気も・・・
だって、古代からの通貨「ドラクマ復活!」って夢があるじゃありませんか!?
ソクラテスだってドラクマ使っていたんですよ?!
とはいえ、夢では経済は動かないのだ。ははは。
世の中、金ですよ、カネ!
ギリシャの通貨の行方に注目!
というわけで、
ギリシャで使われている通貨
は、EUの統一通貨である
「ユーロ」ですよ
というお話でした!
経済的にはギリシャは大変ですが、離脱か?と言われながらも今でも「ユーロ」を使用しています。
当分これで行くしかないんじゃないかな?
でも古代の通貨「ドラクマ」に戻るのも、それはそれで興味がある!
何と言っても、由緒正しいギリシャの通貨ですからね!
ひょっとして、今ギリシャがユーロで行き詰まっているのは、
「ちゃんとドラクマ使えよ!」
という先祖の呪いかも??
ちなみに、ギリシャ人は、
「ユーロ」とも発音することができません。彼らは
「エブロ」
と発音します。
やっぱり、同じ「ユーロ」使うのは無理、って先祖の呪いかも~・・・
お金って、なくてはならないものだけど、色々大変なんだな、ってお話でした!
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