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ミュージシャン

ヴァンゲリスはギリシャが世界に誇る世界的音楽家!映画音楽でアカデミー賞受賞も

ギリシャ人音楽家として世界的な成功を収めた

ヴァンゲリス

シンセサイザーを使った電子音楽で一世を風靡し、

映画好きな方なら誰でも知っているであろう

「ブレードランナー」

そして

「炎のランナー」

などの映画音楽を担当して、アカデミー賞を受賞するなど国際的な名声を確立した音楽家なんですよ!

そんなヴァンゲリスの功績について簡単にご紹介しますので、ご興味ある方はぜひ読んでいってくださいね!

ヴァンゲリスはギリシャ出身

ヴァンゲリスは日本でもすでによく知られている音楽家なのですが、実はギリシャ人であるということは意外と知られていないように思います。

本名は

エヴァンゲロス・オディセアス・パパサナスィウ

(Ευάγγελος Οδυσσέας Παπαθανασίου)

そう、だから正しくは「エヴァンゲロス」で、

意味は「良い知らせをもたらす使者」になります。

euが「良い」という意味で、άγγελος は「使者、(キリスト教だと)天使」という意味が合わさっているのですね。

英語ではそのまま、evangel で、新約聖書の福音書を指します。

ですので、キリスト教系の名前ですね。

ギリシャではとても一般的な名前です。

そんなヴァンゲリスは、

1943年に、ギリシャのボロス(Βόλος)という港町で生まれました。

小さい頃からピアノなどに親しみ、

1963年にアテネで

バンド「フォーミンクス」

でデビュー。

国内で人気ミュージシャンの仲間入りをします。

しかし、1968年に起きた軍事クーデターで状況は一変。

バンドは活動拠点をパリに移し、

「アフロディテス・チャイルド」

として活動を始めますが、こちらもパリで人気を博し、国際的に活躍するように。

このバンドの曲のほとんどもヴァンゲリスが作曲していたそうです。

*「アフロディテス・チャイルド」のヒット曲「I Want To Live」 (*ピアノを弾いているのがヴァンゲリス)

Demis Roussos (Aphrodite's Child) - I Want To Live 1969 Video Sound HQ

「アフロディテス・チャイルド」の最後のアルバムは、1971年に発表された二枚組の大作「666」でした。

このバンドの解散以降、ヴァンゲリスはソロが音楽活動の中心となっていきます。

映画音楽で世界的名声を獲得

そして、ヴァンゲリスがソロ活動に軸足を移した80年代が、キャリアでも最高の成功を収めた時期になります。

まずは、誰でも「ああ、この曲!」と思い当たるはず?

1981年公開の

映画「炎のランナー」

炎のランナー テーマ曲 (ヴァンゲリス)  Chariots of Fire - Vangelis

なんでも、この音楽はギリシャの伝統音楽の音階を利用しているということです。

しかし、音楽に疎い私にはどこがどうだかよくわかりませんが・・・

ヴァンゲリスはこの映画音楽で、第54回アカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞しています!

映画自体もアカデミー作品賞という、最高の栄誉を与えられました。

「炎のランナー」 予告編

炎のランナー Chariots of Fire

そして続いての1982年には、現在もカルト的人気を誇る

映画「ブレードランナー」

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この映画の音楽を担当して、映画音楽の世界では伝説的存在に!

今聞いても、すごくかっこいいですね!!

ハリソン・フォードも若くてかっこいい!!

おや、今調べてみたら、

「ブレードランナー」はアカデミー賞獲ってないんですね! 嘘でしょ?

これだけ現在でも高い評価を受けている作品なのにねえ。映像も音楽も、最高でしょ!?

*「ブレードランナー」予告編

Blade Runner | 30th Anniversary Trailer | Warner Bros. Entertainment

*この映画『ブレードランナー』について詳しくは、こちらの記事も合わせてどうぞ!

そして1983年には、

日本映画「南極物語」の映画音楽も担当しています!

高倉健さんが主演なんですよね〜

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このテーマ曲も、どこか聞いたことある方、多いと思います!

この映画は、当時の日本映画最高のヒットとなったそうですよ!

そのほか、オリバー・ストーン監督の歴史大作

『アレキサンダー』

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など、数多くの映画音楽を手がけて高い評価を受けています。

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現在はギリシャに戻って活動中

さて、そんなふうに国際的に華やかな活躍を続けるヴァンゲリスですが、

1989年には活動拠点を故国のギリシャ・アテネに戻し、音楽活動を継続しています。

やっぱり、長い事海外で活動して、故国が懐かしくなったんでしょうかね?

ギリシャに戻ってからも精力的な活動を続けていて、その活躍の場は映画音楽にとどまらず、大規模イベントのテーマ曲など多岐にわたっています。

日本でもおなじみなのは、

2002年FIFA日韓共催W杯の公式アンセムの作曲です!

このテーマ曲、聞いた事ある方も多いのでは?

Vangelis- Anthem - 2002 FIFA World Cup™ Official Anthem (Synthesizer version)

アジアでの開催という事で、ちょっと東洋的なサウンドに仕上げていますね!

こんなところでも、ヴァンゲリスのキャリアは日本と意外な繋がりがあったんですね〜

ギリシャが誇る偉大なる音楽家・ヴァンゲリス!

という事で、

ギリシャが世界に誇る

ヴァンゲリス

こうして経歴を振り返ってみると、シンセサイザーを使った電子音楽で一世を風靡し、映画音楽の作曲家として一時代を築いたという、偉大な音楽家であることが分かりますね!

そしてところどころでも、そのキャリアは日本にも関わっています。

それもあってか今でも日本で多くの方たちが、ヴァンゲリスの音楽に親しみを抱いていると思うのですよね。

このように洋の東西を問わず世界的に活躍するヴァンゲリス、この記事を見て「あ、この音楽ってヴァンゲリスだったのか」と気づいたことがもしあったら、ぜひもう一度聞き直して見てくださいね!

追記:2022年新型コロナのため逝去(79歳)

この記事でご紹介している、

ギリシャを代表する世界的音楽家ヴァンゲリスさん

2022年5月17日、新型コロナのため逝去されました。79歳でした。

70代だと現代の感覚だとまだ活躍できたはずなのでは・・・思ってしまいますが、

新型コロナの流行のせいで、世界の多くの才能が失われてしまい、とても残念です。

国際的に活躍をしたヴァンゲリスさんの偉業をしのびつつ、

不朽の名作となった代表作、『炎のランナー』『ブレードランナー』などを見ながらご冥福をお祈りしたいと思います。

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*本ページの情報は2022年5月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

*この記事に興味がある方は、こちらもどうぞ!

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